CARLIFE

絵本作家・柴田ケイコさん

TAGが発行する、クルマのある暮らし、徳島をもっと楽しむフリーペーパー「TAG TIMES vol.14」で、イラストレーター・絵本作家の柴田ケイコさんをご紹介させていただきました!表紙も手掛けていただき、掲載した記事とともに表紙もご紹介させていただきます。





好きからはじまる、ものづくり


幼い頃から絵を描くことが好きだったという柴田ケイコさん。とはいえ当時は、ただ自由に線を走らせる“落書き”のようなものでした。節目となったのは、高知県内の小中学生を対象とした美術・書道の作品展「こども県展」。作品が評価されたことをきっかけに、「もっと描きたい」という気持ちがふくらんでいったといいます。そしてアニメ、映画、漫画、外遊びに夢中になっていた子ども時代。そのとき胸の奥に広がっていた“ワクワクする感覚”こそが、今も創作の源になっています。
柴田さんのアトリエには、クレヨンや絵の具がたっぷりと並びます。とくに目を引くのは、さまざまな緑色。深い森のような緑、やわらかな若葉色、少し青みがかった緑…。同じ“緑”でも、こんなにも表情があるのかと驚くほどです。





作品は、オイルパステルと水彩絵の具を使って描かれています。たとえば、昨年の個展で主役となった「モリトークン」は、オイルパステルの黄色をベースに、上から緑色を重ねています。また、指でパステルをなじませたり、綿棒で境界をやわらかくぼかしたり、爪楊枝で毛並みを一本一本描き込んだり。最後に水彩絵の具を重ねると、奥行きが生まれます。原画から滲みでる温もりは、こうした細かな手仕事の積み重ねから生まれていました。




絵本を描き始めたきっかけも、日常の中にあります。お子さんが小さい頃、読み聞かせをするうちに「絵本って面白いな」と感じたこと。また、お子さんが弱視になった経験から、「親御さんや子どもに“大丈夫だよ”と伝えられる絵本をつくれたら…」という想いが芽生えたこと。そうして生まれたのが、処女作『めがねこ』です。








「絵本はコミュニケーションツールでもあると思うんです」。
子どもは、親目線で“心が育つから”と選ぶ一冊よりも、自分が“好き!”と感じた絵本を何度も繰り返し読む。その素直な感覚・行動に、作り手として支えられているといいます。

いちばん大切にしているのは、「そのとき自分が本当に作りたいもの、伝えたいこと、楽しいと思っていることを、作品を通して分け与える気持ち」。心が動く何かを届けたいという想いが、すべての作品の出発点です。

サイン会や読者からの手紙で感想をじかに受け取ったとき、「自分のやりたいことが叶えられている」と感じるのだそうです。食べものをテーマにした作品が多いのも、身近な“おいしい”“楽しい”を分かち合いたいから。思っていた以上に良い作品が仕上がった瞬間は、何にも代えがたい幸福感を覚えるといいます。
超多忙な日々の中でも、ほのぼのとリラックスした空気に包まれているように見える柴田さん。その姿そのものが、作風にもつながっているように感じられました。


徳島での出会い

2025年、TAG STOREイオンモール徳島店で開催された柴田ケイコ個展「MORITŌ」。ショッピングモールというオープンな場所での展示は、柴田さんファンの方はもちろん、通りすがりの方にも足を止めていただき、より多くの方に作品をご覧いただける機会となりました。

「高知だけでなく、徳島でも初日にたくさんの方が来てくださって、驚きと感謝でいっぱいでした」。
直接言葉を交わし、作品を通してつながるひととき。それは柴田さんにとっても、かけがえのない時間となっています。









山が好きな柴田さんが生み出したキャラクター「モリトークン」。山と共に生きるその姿に、柴田さん自身も羨ましさや逞しさを感じているといいます。「もっとみんなに愛されるキャラクターに成長していってほしい」。そう語るまなざしは、どこまでもやさしく、あたたかいものです。
おいしいものを食べること、映画、山登り…。どんなに忙しくても、「一日にひとつ、自分の好きなことをする時間をつくる」ことを大切にされているとのこと。子育ても“難しく考える”のではなく、“楽しむ工夫”に目を向ける。その明るく前向きな姿勢が、作品にも反映されていると感じます。




クルマと徳島を描く

今回の表紙では、「クルマだからといって硬く、かっこいい方向に行きすぎないように」と意識されたそうです。大切にしたのは、柴田さん自身の視点とイマジネーション。そこに物語が感じられる一枚に仕上げていただきました。





青い空をのびやかに走る鳥のクルマ。花や動物たちが息づく世界には、移動の時間さえも特別な物語に変えてしまう。やさしい魔法がかかっているようです。

柴田さんは、こんなメッセージを添えてくださいました。

「車と過ごすすべての瞬間を、あたたかく、彩り豊かな物語に。TAGとともに、あなたの毎日が羽ばたきますように」

クルマのある生活が、自由で、あたたかいものであってほしい。そんな願いが、この表紙にはこめられています。

子どもたちへ—— 「子どもは、大人が通り過ぎてしまうような小さな発見をしっかり見つけて、スポンジのように吸収する特技があります。その経験をたくさんして、心を養ってほしい」。
忙しい毎日を過ごす女性へ—— 「女性は、楽しいことや面白いことをかき集めて器用に自分のものにできる力があります。ただ、無理をしすぎず、自分の楽しみを大切にしてください」。

いつも自然体で、やさしい笑顔を絶やさない柴田さん。子どもたちには“夢を与えてくれる人”でり、私たち大人には、“そっと背中を押してくれる存在”です。

好きな言葉は、「生きてるだけで丸儲け」。肩の力を抜いて今日を楽しむ達人が、これからもずっと私たちに素敵な物語を届けてくれることを願います。





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\今年も開催します!/

柴田ケイコ個展「MORITŌ」

TAG HUB(イオンモール徳島1階)

2026.11.14 Sat - 12.20 Sun

サイン会に加えて、限定グッズなども登場予定。
詳しい情報は、TAG公式ホームページやInstagramでお知らせします。

▶個展概要は画像をタップ!




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■柴田ケイコ公式サイト
https://www.shibata-illust.com/

■TAG公式Instagram
https://www.instagram.com/tag_project_tokushima/